ぼくの性格が醜く歪んでも
地元で、女っ気のまったくない飲み会。
久しぶりに会う友達が、仕事のストレスで頭皮湿疹が悪化、やむなく坊主頭になっていた。としまえんのポスターの小島よしおにクリソツだった。（画像検索どうぞ。気持ち悪いよ！）それを伝えてやると、激しくショックを受けていた。飲み屋のオバチャンにも画像を見せて「似てるよね？」と聞くと、以後、席に来るたびに「はい、小島さんはウーロンハイね！」などと言ってくる。ノリが良く、そして失敬な飲み屋だ。笑えた。友達は少し涙ぐんでいた。
そんな彼を見ていると胸がキュン、としてホッペにkissしてやりたくなったので、そうした。ついでにお尻もなで回した。酔いが回っていた。「女っ気ないなら、身近な男で……。ecoだね！」本気で嫌がられた。笑えた。最近、酒癖がとくに良くないらしい。
店を出てコンビニへ行き、蒙古タンメン中本の新作カップラーメンを買って外で啜った。「おれ達、もういい歳なのに、いつまでこんなことしてんのかなあ」とか言ったって仕方ない。やってしまうのだから。ラーメンは辛かったが、凍えそうに寒い。どこかで犬が吠えている。
冬の夜中、国道沿い。実家への道を自転車を漕ぐ。イヤフォンから流れ込むメロディに合わせて歌う。そうだぜ、僕らが二度と純粋を手に入れられなくても、未来に光りなどなくても、君の明日が歪んでも。酔っているので声が大きくなる。音程が合っていなかろうが、気にしない。歌いたいのだから。「酔っぱらってんだぜ、こっちはよ」歌の合間に呟く頃には、家に着いていた。夜空には黄金の月が、光っていたような、いないような。
というのが、昨日の出来事でした。
今日は一日、炬燵から出れませんでしたとさ。すげえ寒い。
だけどさっき、小島よしおからメールで、飲んでるから来いと。昨日と同じメンバーで。
飽きないね！
でも僕はサンタさんを信じて寝ることにします。
メリークリスマス。
性夜ですね！
ぱぱい。
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