もうこはん日記

いまだ青い尻を晒せ

心が温まる○○○の話。

 チンコを出すってどういうことだろう、っていまでも時々考える。
 飲み会とかでよくチンコ出すやつは自惚れてるんだろうなとか、銭湯で前を隠さないやつもやっぱり自信持ってるよなとか、あと露出狂は逆に自信なくてそれをさらけ出すことによって……などと。こういうことを考えさせられる機会だったり場面が結構あった。私の周りではあらゆるチンコが隠匿され、そして露出されてきた。人生の様々な時期を様々なチンコが彩った。つまり私が生きてきた歴史とは、チンコの歴史に他ならない。ヒストリーオブチンコ。別にホモじゃないけど。

 学生映画の打ち上げでカラオケ行って、パンツ一丁で踊り狂ってたところを後ろから剥かれ、狙いすましたビデオカメラでばっちり撮影されたことがあった。
 マジギレして、それまで仲良く肩組んでた仲間を蹴り飛ばした。
 その後しばらく「冷房効き過ぎてコンディションが……」とか惨めったらしく言い訳し続けた。
 さて、おれの器が小さいからチンコがアレなのか、チンコがアレだから器がアレなのか……。
 ニワトリと卵!


 そんな自分が一番好きなチンコのエピソードがあります。

 中島らもの話です。
 中島らもと友達が居酒屋で飲んでいると、隣の客に絡まれた。友達は激高し、その客と喧嘩になりそうに。
 いまにも殴り合いが始まりそうな、まさしく一瞬即発。
 そんなとき、らもさんはゆっくりと立ち上がり、こう言ったそうです。
「待て。ここはおれがチンコを出すから、喧嘩は止めよう」
 そしておもむろにジッパーを下ろし、テーブルの上にチンコをぺたっと置いたのです。
 そのチンコはすっごくミニサイズで、信じられないくらい包茎でした。
 なんだか馬鹿らしくなってしまい、喧嘩は収まったようです。

 いかがでしょうか。
 もし仮に、ここで出したらもさんのチンコが大変立派なモノであったりしたら、争いは止まらず、場合によっては更に激化したかもしれません。
 そんなふうに、そんなふうなチンコを出せたらもさんの男気に涙が止まりません。
 そういうチンコを、私も出したい。


 ……やべー、どうしよう、いい話しちゃった。これ、なんか拡散されたりしたら、どうしよう。みんないい話好きだからなー。
 ……されねーよな!


 では最後にもう一個、ほっこりする話を。

 さっきネットでエロ動画見てたんだ。人妻ものだったんだけど、女優が男優にアレをアレして、アレしたんだよ。
 そしたら男優が、
「さすが人妻、気が利いてるぅ~」
 って呟いたんだ。
 不意にすげえ笑ってしまった。

 はい、それだけです。
 どうですか、ほっこりしましたか?
 しませんか。
 しませんよね。


ぱぱい。